「レボクイン」クラミジア治療での解説とレビュー

レボクインの概要

レボクインはニューキノロン系に属する抗菌薬で、クラビットのジェネリック薬品です。強い殺菌作用をもち、クラミジアの他、咽頭炎や扁桃炎、肺炎、膀胱炎、尿道炎や、皮膚、目、耳、鼻の感染症など、幅広い診療科にわたって使用されています。クラミジアの治療では、第一選択薬であるジスロマックが使用できない場合にニューキノロン系が選択されますが、より安価で同じ効果のあるレボクインが使用される頻度も増えてきています。

レボクインの飲み方

1日1回500mgを7日間服用します。

1錠250mgの場合は2錠、1錠500mgの場合は1錠となります。

従来のニューキノロン系では、1日の中で数回に分けて服用する方法がとられていました。しかし、近年ニューキノロン系は濃度依存性であり、一度に高濃度の服用をした方が効果が得られやすいことが分かってきました。このため、分割するのではなく、1回で十分な量(500mg)を服用します。

レボクインの特徴

レボクインはクラビットのジェネリック薬品です。

ジェネリック薬品とは、先に開発された先発薬品(ここではクラビット)と同じ成分、同じ効き目のある薬ですが、開発費用がかからないために、より安価で販売されている薬のことをいいます。

現在、クラミジアに対する第一選択薬は、マクロライド系の抗菌薬に属するジスロマックとなっています。ニューキノロン系の抗菌薬は、ジスロマックで効果が得られなかった場合や、マクロライド系に対してアレルギーを持っている場合に選択されることが多くなっています。

レボクインの効果

レボクインはレボフロキサシンを有効成分とするニューキノロン系の抗菌薬です。ニューキノロン系の抗菌薬は細菌のDNAの合成を阻害することで、細菌を死滅させます。

ニューキノロン系の特徴は殺菌作用の強さです。細菌のタンパク質の合成を阻害するマクロライド系やテトラサイクリン系の抗菌薬は、細菌の発育を妨げることで細菌を弱らせるものですが、細菌を直接攻撃するニューキノロン系の抗菌薬は、強い殺菌作用をもちます。

殺菌作用により、菌を死滅させることで、発赤や腫れ、痛みなどの症状をより早く改善させることができます。

レボクインの副作用

副作用として、胃痛や下痢などの胃腸症状や、発疹かかゆみなどのアレルギー症状がみられることがあります。この他、頻度は下がりますが、めまいやしびれ、けいれんなども報告されています。

ニューキノロン系に特徴的な副作用として、光線過敏症があります。光線過敏症では、日航が当たった部分が赤くなり、水ぶくれがみられることもあります。

服用の注意点

殺菌作用の強いニューキノロン系を差し置いて、ジスロマックが第一選択薬になっている理由に耐性菌の出現があります。耐性菌とは、薬が効かない菌のことをいいますが、服薬期間を守らずに服用を自己中断してしまうと耐性菌が出現することが知られています。

ニューキノロン系は、その効果の高さから使用される頻度も高く、このために耐性菌が増えてしまったと考えられています。クラミジアは症状が軽く、服薬期間の途中で治ったと感じてしまうことも多いかと思いますが、決められた期間服用を続けることが大切です。

服用に注意が必要な場合として、ニューキノロン系の抗菌薬にアレルギーがある方、妊娠中の方は服薬を控えて下さい。

また、ニューキノロン系は一部の鎮静薬(ボルタレン、ロキソニンなど)との併用でけいれんなどの副作用が起こりやすくなるという報告があるので、飲み合わせには注意してください。

2016/09/10