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なぜアジー(アジスロマイシン)2000mgの服用がクラミジア治療でおすすめされるのか



アジーはアジスロマイシンを有効成分とした薬で、先発薬「ジスロマック」のジェネリックです。

この薬は非常に優秀で、様々な感染症で利用が検討できますが、特によく利用される感染症ではクラミジアが挙げられます。

このクラミジア治療の場合、1000mgを一回服用して終わり、という飲み方が現在では主流です。

しかし、このクラミジア治療で、アジー2000mgを服用する、という方法も挙げられています。

なぜ、このような飲み方が検討されるのか解説します。

クラミジアと合併している可能性が高い「淋病」

性感染症として、淋病という名前を聞いたことはあるでしょう。

こちらもクラミジアとまではいかないものの、感染者の多い性感染症の一つです。

クラミジアと似ているポイントとしては、感染しても初期の段階では症状が薄かったりしていて自身では感染に気が付きにくいことと、感染した患部の不快感など、発生する症状が似通っていることも挙げられます。

また、クラミジアと淋病の関係として理解しておきたいのが、クラミジアと淋病が合併している可能性が40%ほどあるとの報告があることです。

地域などにもよるので正確な合併のリスクは場合によりますが、クラミジアに感染した場合は淋病に感染している可能性も高く、反対に淋病に感染している場合はクラミジアにも感染している可能性が高いのです。

片方を治療しても、もう片方が残ってしまっていると、不快な症状が残り続けたり、感染箇所が拡大し、さらに症状が重たくなる可能性があります。

そのため、クラミジアに感染した場合は淋病の感染も確認し、淋病に感染したとわかった場合は、クラミジアの感染も疑わなければいけません。

アジー2000mgの服用であれば同時治療の可能性も

アジー2000mgがクラミジア治療でおすすめされることがある理由としては、この淋病との同時治療という効果を見込んでいるからです。

淋病の治療は、現在は注射によって薬を投薬する方法が一番とされています。

その際に利用される薬は、セフトリアキソンとスペクチノマイシンで、アジーのアジスロマイシンではありません。

しかし、このアジスロマイシンも一応治療の選択肢として、ガイドライン上では記載されています。

アジーのアジスロマイシンを利用する場合は、2000mgを1回服用する方法が推奨されています。

またその効果は、日本の臨床調査の結果、90%以上の確率で治療ができるとの報告もされています。

ただし、第1選択薬として最初に考慮される薬になっていない理由は、以下が考えられるからです。

  • 耐性菌が確認され始めている
  • セフトリアキソンとスペクチノマイシンの注射による治療がほぼ100%効果を発揮する
  • 患者が再検査を受けにきてくれない

上記にも記載しましたが現状確認できている、アジスロマイシンが淋病菌に効く可能性としては90%程度です。

海外ではアジスロマイシンに耐性を持った淋病菌が確認されており、日本でも効果が出なかった事例が報告されていることから、アジスロマイシンによる淋病治療が高い確率で効果を発揮することはわかっていても、100%成功するとは言い難い状況です。

そんな中で患者がちゃんと病院に再度診察を受けに来ないこともあります。

患者が再診に来ないということは、淋病に薬を使ったにも関わらず淋病菌が生きている状態が発生する可能性があり、そうすると淋病菌自体に耐性ができてしまう可能性が高まります。

こうなると淋病菌がかなり強くなってしまい、それが蔓延すると治療がさらに難しくなってしまうので、医師としては何としても耐性が付いた淋病を野放しにしない方法を考えなければいけません。

セフトリアキソンとスペクチノマイシンの注射剤は現在はほぼ100%効くとされていますので、そういった状況であればセフトリアキソンとスペクチノマイシンを使ったほうが良い、という観点から第1選択薬ではこのセフトリアキソンとスペクチノマイシンが選ばれています。

しかし、アジーのアジスロマイシン2000mgを1回治療する方法も十分検討でき、それどころかクラミジアとの併発リスクも考えると、一気に治療を完了させられる可能性すらもあります。

実はアジスロマイシン2000mg(2g)上は2010年代の早い段階で、薬が登場しています。

しかし、むしろこの時期はまだアジスロマイシンの効果や淋病菌側の耐性が不明な点もあり、あまり積極的に推奨されていませんでした。

しかし、2016年に感染症学会から報告された情報では、このアジスロマイシン2000mg(2g)の効果はある程度認められており、セフトリアキソンとスペクチノマイシンにアレルギーがある場合は、この治療方法が利用される可能性が高いです。

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アジー2000mgを使ってクラミジアと淋病を同時に治療する方法

上記のことからも、アジー1000mgを1回で2錠服用して、クラミジアと淋病を治療する方法は十分可能性として考えられます。

アジーのアジスロマイシンは、副作用のリスクが低く、安心して利用できる薬ですので、2000mg一気に服用してもそこまで危険はありません。

副作用としては、胃痛や下痢などの症状が考えられますが、発生する可能性は低く、また症状も軽微です。

クラミジアか、あるいは淋病かもしれない、となった場合は、このアジー2000mgを服用するとよいでしょう。

ただし、クラミジアはほぼこれで治療はできると考えられますが、淋病のほうが100%ではないため、こちらは少し不安が残ります。

そのため、この方法を使う場合は、淋病の検査キットも同時に使うことをお勧めします。

淋病に感染しているかどうか自宅でも検査ができ、検査結果は30分ほどで確認ができます。

また、この検査キットもかなり高い確率(おそらく99%以上)で正しい検査結果を出しますが、稀に検査結果が間違っていることもあります。

その点を考慮すると、検査キットは複数個購入するほうがおすすめです。

どんなことがあっても、3回検査すればほぼ間違いなく正しい検査結果が得られるため、6個ぐらいまとめて購入しておくとよいでしょう。

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